外ではクールな弁護士も家では新妻といちゃいちゃしたい
「……もう」
そんな彼に手を引かれて、私も開き直って顎をグッと上げた。
繋いだ手に、私からも力を込める。
「どこ、行く?」
ちょっとだけ目線を外して、そう訊ねると。
「だから、いちゃいちゃできるところ」
「ランチの場所を聞いてるんだってば……」
二人でクスクス笑いながら、青信号を渡って隣のオフィスビルの前に着いた。
正面の自動ドアから中に入ると、手を繋いで歩く私と奏介に、ほんの少し視線も感じた。
けれど、気にせず二人並んでエスカレーターに向かっていく。
奏介が私を先に促し、私は彼より一段上に乗る。
振り返ってみると、身長差が解消されて、奏介を見つめる目線が少し下がる。
「決めなきゃいけないのは、新婚旅行だけじゃなかったな」
奏介がポツリと言う。
「え?」
「結婚式。七瀬のウェディングドレス、見たいって言ったろ」
聞き返した途端に答えられて、私は一瞬口ごもった。
けれど、奏介がちゃんとそれを覚えていて、口にしてくれたことが堪らなく嬉しい。
「……うん。私も、奏介の白いタキシード、見たい」
目を伏せながら返事をして、サッと辺りを見渡し……。
少しだけ身を屈めて、ほんの一瞬、奏介の唇にキスをした。
そんな彼に手を引かれて、私も開き直って顎をグッと上げた。
繋いだ手に、私からも力を込める。
「どこ、行く?」
ちょっとだけ目線を外して、そう訊ねると。
「だから、いちゃいちゃできるところ」
「ランチの場所を聞いてるんだってば……」
二人でクスクス笑いながら、青信号を渡って隣のオフィスビルの前に着いた。
正面の自動ドアから中に入ると、手を繋いで歩く私と奏介に、ほんの少し視線も感じた。
けれど、気にせず二人並んでエスカレーターに向かっていく。
奏介が私を先に促し、私は彼より一段上に乗る。
振り返ってみると、身長差が解消されて、奏介を見つめる目線が少し下がる。
「決めなきゃいけないのは、新婚旅行だけじゃなかったな」
奏介がポツリと言う。
「え?」
「結婚式。七瀬のウェディングドレス、見たいって言ったろ」
聞き返した途端に答えられて、私は一瞬口ごもった。
けれど、奏介がちゃんとそれを覚えていて、口にしてくれたことが堪らなく嬉しい。
「……うん。私も、奏介の白いタキシード、見たい」
目を伏せながら返事をして、サッと辺りを見渡し……。
少しだけ身を屈めて、ほんの一瞬、奏介の唇にキスをした。


