無題 〜奇跡の7つ子〜

6:♣マラソン大会♣

1―A組。

という、教室の前まで来た。


秘鳴に、「先生に話してくるから、少し待ってて」


と言われてから、一分もしないうちに、


「入ってどうぞ。」


と言われた。



私は、素直に入る。



担任の教師だろうか?


さっきの不思議先生が、教卓の前にたっていた。




「はい。知っての通り、転校生です。自己紹介どうぞ。」



そう言われて、私は、教卓の前に立った。



「えーと。
アリス・ユピテルです。好きなものは、猫とお菓子です。作るのも好きです。よろしくお願いします。」


と言った。


内心少しテンパっていて、なんて言ったらいいか分からなくなっていた。



すると、しばらくして、

パチパチパチと、拍手が起きた。


そして、「よろしくねー。」「よろしく!」と言われた。



「はい。ありがとう。素敵な自己紹介でしたー。みんなの自己紹介するから、席に座ってほしいんだけど…んー。あぁ、あそこは、どうかな?」


と言って指を指したのは、窓際の一番後ろの席。


私は、大人しく指の指された席に座った。


私の席は、秘鳴の後ろで、壱鳴の横。壱鳴の後ろは、詩鳴。そして斜め前には、遅鳴がいた。




それにしても、自己紹介って、少し、めんどくさいような?




あぁ、担任が挨拶をする。


「私の名前は、八田 円(まどか)。一応、理科担当だ。よろしくな。」


と言った。


あとは、勝手に進めてくれと言って、机に突っ伏して、寝た!



一番前から、立っていく。


眠い。


昨日の夜、考え事多すぎて眠れなかったんだよね。



私は、うとうとしている。



でも、耳は、はっきりと聞こえてる。


どうしてだろう。

こんなに眠いのに、頭は、驚くほど起きてる。


耳も正常よりばいぐらいに聞こえる気がする。


音量が大きい。



最後に秘鳴が、自己紹介をした。


「終わった?」

と、円先生が言った。


「次の時間は、マラソン大会について決めるから、グループの相談は、早めにしとけ。」


と言って先生は、立ち去った。
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