無題 〜奇跡の7つ子〜
休み時間?という時間になった。


私は、初めは、秘鳴達と話していたが、だんだん、周りのみんなが集まってきた。


「どこから、来たの?」


黒髪の女子が言った。


「アメリカ?」


こういう時は、アメリカと答えといて、と秘鳴に言われていた。


秘鳴は、用意周到だ。


「その猫も、アリスちゃんの?」


その猫?

キョトンとしていると、私の後ろを指さされた。


指のさされた方を向いた。


そこには、チェシャがいた。


!?なんでいるの?

聞きたいことは、あるけど我慢して、


「あ〜うん。私の猫かな。」


「なんていう名前!」


赤毛の男の子が聞いてきた。

やんちゃそう…



「チェシャだよ。」



なんかこの学校、彩り鮮やかじゃない?


赤毛、黒髪、青色、金色、


そういえば、秘鳴達も、そうだな。


*愛鳴→黒の赤メッシュ
*架鳴→黒の紺メッシュ
*遅鳴→黒の緑&白メッシュ
*秘鳴→黒の量多めの白メッシュ
*壱鳴→黒の紫&白メッシュ
*詩鳴→黒の黄色メッシュ
*兎鳴→黒のピンクメッシュ



彩り鮮やか!!



「なぁなぁ、お前、足は、早いん?」


妙な訛りをした男の子が、聞いてきた。



足……

あ〜〜〜。速いほうなのかな?



「速い方かな?よく分かんないね。」


と返したら、


「ふ〜ん。」


と返された。


なん?答えたのに。素っ気ない…



キーコンカーコンキーコンカーコン


チャイムが鳴った。


みんな席につく。
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