無題 〜奇跡の7つ子〜
白い空気に包まれて、この空間に来たのは、






綺麗な人だった。










ざっと頭数だけを数えて、5人。







その中でも目立ったのが、







白く長い髪の毛の少女。






よく見ると、メッシュが入っている。


多色っぽい。





赤色、青色、緑色、黄色、桃色、紫……




ほぼ全色。




メッシュに入っていた。





詩鳴も兎鳴も壱鳴も、みんな呆然としていた。





年齢は、私と同い年ぐらい。





来ている服は、映画などで見る、『聖女』や、『シスター』みたい。







でも、腹部は、赤色で染まっていた。







「だ、大丈夫ですか!?」





私は、走って駆け寄った。





そばにいた、黒髪の少年は、少し警戒していたようだけど、少女の傷を見せてくれた。






「これは、酷い。すぐに、家に運ぼう!」







ほかの人は、オロオロとしているけど、わけを話すと、ついて来てくれると言ってくれた。







私は、壱鳴に、少女を担がせ、走らせた。









走って家まで行く間に、私は、LINEをうった。







内容は、



《大怪我人今すぐ運ぶ!
刃物系で刺されてるから、救急セットと、応急セット、水、タオルの準備!》


《なんだか知らないけど、分かった!》






と、打っていた。









5分ぐらい走っていると、家に着いた。
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