お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
非難の気持ちが湧いたが、眠そうに目を閉じてしまった彼に慌てる。
バッグを手に席を立ち、「帰りましょう」と彼の腕を引っ張るようにして立たせたら、足元がふらついていた。
「織部さん、肩貸して……」
「もう!」と文句を言いつつ、成田さんの腕を自分の肩に回しかけて体を支える。
その体勢でマスターに支払いをしたら、なにか言いたそうな目でじっと見られた。
迷惑だから、もう来るなと思っているのだろうか……?
暴れたり騒いだりはしていないが、「すみません」と一応謝って店を出る。
成田さんはふらつきながらもなんとか歩いてくれて、エレベーターで一階に降りることはできた。
さあ、いそいで駅に行かないと終電に乗り遅れてしまう。
しかし、ビルから外へ出た途端に、彼が体重のほとんどを私に預けてくるから、私までよろけて転びそうになり、足を止めた。
重い……。
最寄りの駅までは三百メートルほどだろうか。
ひとりで歩けば五分ほどで着くと思うけど、彼を支えて歩けば倍以上かかりそう。
階段の昇降も不安だし、時間もギリギリで、終電に間に合わない可能性もある。
バッグを手に席を立ち、「帰りましょう」と彼の腕を引っ張るようにして立たせたら、足元がふらついていた。
「織部さん、肩貸して……」
「もう!」と文句を言いつつ、成田さんの腕を自分の肩に回しかけて体を支える。
その体勢でマスターに支払いをしたら、なにか言いたそうな目でじっと見られた。
迷惑だから、もう来るなと思っているのだろうか……?
暴れたり騒いだりはしていないが、「すみません」と一応謝って店を出る。
成田さんはふらつきながらもなんとか歩いてくれて、エレベーターで一階に降りることはできた。
さあ、いそいで駅に行かないと終電に乗り遅れてしまう。
しかし、ビルから外へ出た途端に、彼が体重のほとんどを私に預けてくるから、私までよろけて転びそうになり、足を止めた。
重い……。
最寄りの駅までは三百メートルほどだろうか。
ひとりで歩けば五分ほどで着くと思うけど、彼を支えて歩けば倍以上かかりそう。
階段の昇降も不安だし、時間もギリギリで、終電に間に合わない可能性もある。