お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
「へぇ、それで?」と続きを催促する彼に、私はムッとしつつ、文句を重ねた。
「東条さんは、私ごときが社長の息子と付き合っているのが気に入らないそうだよ。本当は彼女じゃないけどね! 西尾さんは彰人に惚れてるんだって。言わなくても知っているとは思うけど」
東条さんは、専務が社内で恋人を探すとしたら、自分が選ばれるはずだと思っていたらしい。
理由は社内一の美人で、男性社員の憧れの的であるからだ。
私が彰人の彼女だと聞いた時、彼女のプライドが激しく傷つけられて、昼休みに開発部まで押しかけなければ気が済まなかったそうだ。
一方、西尾さんもなかなかの美人ではあるけれど、私に対峙する理由は東条さんとは違い、純粋な恋心であった。
『こんなに尽くしているのに、どうして私じゃなく織部さんなんですか!』と悔しさをぶつけてさめざめと泣きだしたから、私は驚いた。
なんでも彼女は、これまでに二度、彰人に告白して振られていたのだとか。
それぞれの悔しさを抱える彼女たちは、さんざん私に文句をぶつけてから、『このままでは納得できないので、こうしましょう』と対決を申し込んできた。
その対決については、私が説明しなくても西尾さんから聞いていたようで、彰人は「大和撫子対決、頑張れよ」と笑って言った。
「東条さんは、私ごときが社長の息子と付き合っているのが気に入らないそうだよ。本当は彼女じゃないけどね! 西尾さんは彰人に惚れてるんだって。言わなくても知っているとは思うけど」
東条さんは、専務が社内で恋人を探すとしたら、自分が選ばれるはずだと思っていたらしい。
理由は社内一の美人で、男性社員の憧れの的であるからだ。
私が彰人の彼女だと聞いた時、彼女のプライドが激しく傷つけられて、昼休みに開発部まで押しかけなければ気が済まなかったそうだ。
一方、西尾さんもなかなかの美人ではあるけれど、私に対峙する理由は東条さんとは違い、純粋な恋心であった。
『こんなに尽くしているのに、どうして私じゃなく織部さんなんですか!』と悔しさをぶつけてさめざめと泣きだしたから、私は驚いた。
なんでも彼女は、これまでに二度、彰人に告白して振られていたのだとか。
それぞれの悔しさを抱える彼女たちは、さんざん私に文句をぶつけてから、『このままでは納得できないので、こうしましょう』と対決を申し込んできた。
その対決については、私が説明しなくても西尾さんから聞いていたようで、彰人は「大和撫子対決、頑張れよ」と笑って言った。