お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
小南ちゃんは、「ひらひらと可愛くて、目立つ結び方にしてください」と図々しくも注文をつけてきた。
「教えてあげるから、自分でやるんだよ」と叱りつつ、希望に添う蝶文庫結びを指導する私であったが……どうして、そうなる。
「キャー、織部さん。クルクルしちゃうんですけど、どうしたらいいですかー?」
困っているのか、それとも楽しんでいるのか。
はしゃいだ声をあげる小南ちゃんは、帯端を持ってあげている私に向け、胴に帯を巻きつけながら近づいてくる。
「違うから」と私が冷めた指摘をすれば、今度は逆回転で遠ざかっていった。
観客席からは笑いが起こり、「さすがは小南ちゃん!」という褒め言葉なのかはわからない声援も飛んでいた。
みんなを楽しませようというパフォーマンスであるなら成功だと思うけど、このままではいつまで経っても彼女の着付けは終わらない。
「私がやってあげてもいいですか?」と審査員席に問えば、着付けのプロの女性は呆れ顔で頷いた。
その隣の彰人は、片手で口元を押さえ、吹き出さないようにこらえている様子であった。
「教えてあげるから、自分でやるんだよ」と叱りつつ、希望に添う蝶文庫結びを指導する私であったが……どうして、そうなる。
「キャー、織部さん。クルクルしちゃうんですけど、どうしたらいいですかー?」
困っているのか、それとも楽しんでいるのか。
はしゃいだ声をあげる小南ちゃんは、帯端を持ってあげている私に向け、胴に帯を巻きつけながら近づいてくる。
「違うから」と私が冷めた指摘をすれば、今度は逆回転で遠ざかっていった。
観客席からは笑いが起こり、「さすがは小南ちゃん!」という褒め言葉なのかはわからない声援も飛んでいた。
みんなを楽しませようというパフォーマンスであるなら成功だと思うけど、このままではいつまで経っても彼女の着付けは終わらない。
「私がやってあげてもいいですか?」と審査員席に問えば、着付けのプロの女性は呆れ顔で頷いた。
その隣の彰人は、片手で口元を押さえ、吹き出さないようにこらえている様子であった。