お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
曇り顔がパッと晴れ、私は彼に向けて頷いた。
そして、鰹節とだし昆布、卵をトレーにのせて、一番最後に調理台へ戻った。
早速調理を開始した私であったが、水を張った小鍋にだし昆布を入れた後は、点火もなにもせず、五分、十分と立ち尽くしているだけである。
「莉子、早く作りなさい!」と母が心配して声をかけてくるが、今はやることがなかった。
昆布は三十分ほど水に浸けてから火にかけた方が、旨味成分が出やすくなると彰人に教わった。
制限時間は四十分なので、そんなには浸けておけないけれど、卵の焼き上がりまでの時間を計算し、あと五分は浸しておこうと思う。
私の後ろでは、茶碗蒸しを作っている西尾さんが、蒸し器を火にかけたところで、その隣の小南ちゃんは、微塵切りにした野菜と挽肉をフライパンで炒めていた。
私の右横の調理台に立つ東条さんは、余裕のありそうな表情で薄焼き卵を焼いている。
台の上には酢飯の入ったボウルがあり、やっと彼女がなにを作ろうとしているのかがわかった。
そして、鰹節とだし昆布、卵をトレーにのせて、一番最後に調理台へ戻った。
早速調理を開始した私であったが、水を張った小鍋にだし昆布を入れた後は、点火もなにもせず、五分、十分と立ち尽くしているだけである。
「莉子、早く作りなさい!」と母が心配して声をかけてくるが、今はやることがなかった。
昆布は三十分ほど水に浸けてから火にかけた方が、旨味成分が出やすくなると彰人に教わった。
制限時間は四十分なので、そんなには浸けておけないけれど、卵の焼き上がりまでの時間を計算し、あと五分は浸しておこうと思う。
私の後ろでは、茶碗蒸しを作っている西尾さんが、蒸し器を火にかけたところで、その隣の小南ちゃんは、微塵切りにした野菜と挽肉をフライパンで炒めていた。
私の右横の調理台に立つ東条さんは、余裕のありそうな表情で薄焼き卵を焼いている。
台の上には酢飯の入ったボウルがあり、やっと彼女がなにを作ろうとしているのかがわかった。