お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
クスリと機嫌のよさそうな彰人の笑い声がしたが、それについての文句の言葉も出てこない。
調理台まで戻ってきて、ハラハラしながら、私の料理を口にしているふたりを見つめる。
彰人はひと切れ食べて、私と視線を合わせる。
そしてニヤリと意地悪な笑い方をした。
その笑みの意味は、なんなのか……。
ムッとすることもできずに、私は割烹着の胸元を強く握りしめるだけ。
和食料理の巨匠に視線を移せば、三切れ全てを平らげてくれていて、「もっと食べたいですね」とありがたい言葉をかけてくれたので、少しだけ緊張を緩めることができた。
完全に洋食のオムライスを作ってしまった小南ちゃんは、やはりと言うべきか、名前を呼んでもらえない。
「私の料理は!?」という叫びも一笑に付されてスルーされ、いよいよ私と東条さん、西尾さんの三人に点数がつけられる。
審査員席から、それを発表するのは彰人であった。
「先生と相談した結果、八、九、十点という点数をつけさせてもらいました。まずは八点の方のお名前をお呼びします」
調理台まで戻ってきて、ハラハラしながら、私の料理を口にしているふたりを見つめる。
彰人はひと切れ食べて、私と視線を合わせる。
そしてニヤリと意地悪な笑い方をした。
その笑みの意味は、なんなのか……。
ムッとすることもできずに、私は割烹着の胸元を強く握りしめるだけ。
和食料理の巨匠に視線を移せば、三切れ全てを平らげてくれていて、「もっと食べたいですね」とありがたい言葉をかけてくれたので、少しだけ緊張を緩めることができた。
完全に洋食のオムライスを作ってしまった小南ちゃんは、やはりと言うべきか、名前を呼んでもらえない。
「私の料理は!?」という叫びも一笑に付されてスルーされ、いよいよ私と東条さん、西尾さんの三人に点数がつけられる。
審査員席から、それを発表するのは彰人であった。
「先生と相談した結果、八、九、十点という点数をつけさせてもらいました。まずは八点の方のお名前をお呼びします」