お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
惚れないようにと気をつけても、無理だった。

彰人は素敵すぎる。

この先もずっと、彼と一緒に笑っていたい……。


長いキスがやっと終わる。

唇が離されて深呼吸をすれば、正常の思考力がすぐに戻り、私はハッと我に返った。


キスしちゃった……。

しかも彼への恋心を自覚してしまい、どうしようとうろたえる。


拳ふたつ分の距離に戻された彼の口の端は、意地悪くつり上がり、私の心の動揺を見透かして楽しんでいるような顔をしている。

「俺に惚れたんだろ?」と偉そうに問いかけられて、私はムッとした。

「惚れてない!」ときっぱりと嘘をつけば、彼は呆れの目を向け、「素直じゃない女は可愛くない」と不満げに文句をつける。

私の唇を奪っておきながら、可愛くないとは、ひどいことを言う男だ。


「そっちこそ、突然キスしてきて、私を好きになったんでしょ?」と鼻で笑ってからかえば、眉間に皺を寄せた彼に「あ?」と凄まれた。

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