お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
勇気と怯えが拮抗し、私を苦しめる。
かつてこんなにも、恋愛事に心を乱したことがあっただろうか?
自分から告白したことは学生時代に一度だけあったが、失敗を恐れるより、緊張を楽しむ気持ちの方が強かった気がする。
今はどうしてこんなにも、臆病になっているのだろう。
振られるのが怖いと思うほどに、彰人を好きになってしまったということなのか……。
落ち着かない心を抱えた私が、腰を下ろしたばかりのカウチソファから立ち上がった時、玄関の鍵が開けられた音がした。
帰ってきた……。
途端に鼓動が速まり、耳元で拍動しているかのようにうるさく鳴り立てる。
どうしようと、意味もなく掴んだのはリモコンで、テレビの横にあるオープンラックの前に立ち、飾ってあるたまチョコフィギュアコレクションを並べ直しているふりをした。
斜め後ろでリビングのドアが開閉する音がして、「ただいま」と声をかけられる。
「おかえり」
声が少し震えたことに、気づかれたかな……そう心配しながら振り向いた。
かつてこんなにも、恋愛事に心を乱したことがあっただろうか?
自分から告白したことは学生時代に一度だけあったが、失敗を恐れるより、緊張を楽しむ気持ちの方が強かった気がする。
今はどうしてこんなにも、臆病になっているのだろう。
振られるのが怖いと思うほどに、彰人を好きになってしまったということなのか……。
落ち着かない心を抱えた私が、腰を下ろしたばかりのカウチソファから立ち上がった時、玄関の鍵が開けられた音がした。
帰ってきた……。
途端に鼓動が速まり、耳元で拍動しているかのようにうるさく鳴り立てる。
どうしようと、意味もなく掴んだのはリモコンで、テレビの横にあるオープンラックの前に立ち、飾ってあるたまチョコフィギュアコレクションを並べ直しているふりをした。
斜め後ろでリビングのドアが開閉する音がして、「ただいま」と声をかけられる。
「おかえり」
声が少し震えたことに、気づかれたかな……そう心配しながら振り向いた。