お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
彰人の異変に気が逸れていたため、急に告白のチャンスが訪れたような心持ちで、慌ててしまう。
「ええと」と三度繰り返したら、怪訝そうな目を向けられた。
背中に冷や汗をかき、ますます焦る私は、態勢を立て直すために一旦告白する気持ちを脇に寄せて、「これ見て、シークレットだよ!」と彰人に左手を見せた。
たまチョコフィギュアの深海魚シリーズは、ひと月半ほど前にシークレットが出て、それは既に彰人に報告済みである。
二個目のシークレットが最近出たわけではない。
彼が帰宅した時に、オープンラックのフィギュアを整理しているふりをして『おかえり』と迎えたが、その時にシークレットを手に持っていたので、こうして彼に見せているのである。
それはもちろん、『俺に話があるんだろ?』という彼の問いを、ごまかすためであった。
けれども彰人は、前にも見たと指摘するのではなく、「は?」と眉を上げて不思議そうな顔をする。
「それはフィギュアじゃなく、テレビのリモコンだ。チョコレートの中には大きすぎて入らないだろ」
し、しまった……。
「ええと」と三度繰り返したら、怪訝そうな目を向けられた。
背中に冷や汗をかき、ますます焦る私は、態勢を立て直すために一旦告白する気持ちを脇に寄せて、「これ見て、シークレットだよ!」と彰人に左手を見せた。
たまチョコフィギュアの深海魚シリーズは、ひと月半ほど前にシークレットが出て、それは既に彰人に報告済みである。
二個目のシークレットが最近出たわけではない。
彼が帰宅した時に、オープンラックのフィギュアを整理しているふりをして『おかえり』と迎えたが、その時にシークレットを手に持っていたので、こうして彼に見せているのである。
それはもちろん、『俺に話があるんだろ?』という彼の問いを、ごまかすためであった。
けれども彰人は、前にも見たと指摘するのではなく、「は?」と眉を上げて不思議そうな顔をする。
「それはフィギュアじゃなく、テレビのリモコンだ。チョコレートの中には大きすぎて入らないだろ」
し、しまった……。