お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
私を引っ張るようにして足早にエレベーターホールへ向かう彼に、「専務」と呼びかければ、急に歩調を緩めた彼が私の隣に並んだ。
その顔はなぜか寂しげで、「名前で呼んでくれ」と先ほどと同じことを、今度は命令口調ではなくお願いされた。
「ここは社内なんですけど」と注意すれば、ため息をつかれる。
「社内であっても、お前だけは許可する。そうしなければ、来週からは二度と名前で呼んでもらえないだろ……」
彼らしくない切なげな表情に、弱気な口調。
ああ……そうか。
彰人も同居が終わってしまうのが、寂しいと思ってくれているんだ。
それを感じて、私は喜んでしまう。
それなら、今、同居の延長をお願いしたら、いい返事がもらえるのではないかと期待が湧いた。
けれどもちょうどエレベーターが到着し、乗り込めば、そこには他に三人の男性社員がいたので、同居の話ができなくなる。
「あ、制服、着替えてない……まぁ、いいか」と独り言をボソリと呟いただけであった。
その顔はなぜか寂しげで、「名前で呼んでくれ」と先ほどと同じことを、今度は命令口調ではなくお願いされた。
「ここは社内なんですけど」と注意すれば、ため息をつかれる。
「社内であっても、お前だけは許可する。そうしなければ、来週からは二度と名前で呼んでもらえないだろ……」
彼らしくない切なげな表情に、弱気な口調。
ああ……そうか。
彰人も同居が終わってしまうのが、寂しいと思ってくれているんだ。
それを感じて、私は喜んでしまう。
それなら、今、同居の延長をお願いしたら、いい返事がもらえるのではないかと期待が湧いた。
けれどもちょうどエレベーターが到着し、乗り込めば、そこには他に三人の男性社員がいたので、同居の話ができなくなる。
「あ、制服、着替えてない……まぁ、いいか」と独り言をボソリと呟いただけであった。