お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
「ビーフシチューと肉じゃがと、ホイコーロー。筑前煮としじみ汁と、それから……」
無理してはしゃぐ私は、これまで彼が作ってくれて、感動するほど美味しかった料理名を並び立てた。
「だし巻き卵も食べたい!」と声を弾ませたら、彼は笑って「食いしん坊め」と非難する。
「全部、作ってやる」と張り切る言葉も、どこか芝居掛かったものであった。
それから二時間半ほどが経ち、時刻は二十時四十分。
目の前のカウンターテーブル上は、ご馳走の山で、どの皿も四分の一ほど食べて残していた。
いくら美味しくても、量が多過ぎた。
「もう食べられない」
ぽっこりと出てしまったお腹をさする私を、隣で見ている彰人が笑う。
「保存容器に入れて冷凍してやるから、明日、持って帰ればいい」
「うん、ありがとう。アパートに帰っても、しばらくは彰人の手料理を楽しめるね……」
「嬉しい」と言った声が震える。
ひとり暮らしのアパートの小さなローテーブルで、料理を温め直して食べている自分を想像すると、胸が寂しさに押し潰されてしまいそう。
無理してはしゃぐ私は、これまで彼が作ってくれて、感動するほど美味しかった料理名を並び立てた。
「だし巻き卵も食べたい!」と声を弾ませたら、彼は笑って「食いしん坊め」と非難する。
「全部、作ってやる」と張り切る言葉も、どこか芝居掛かったものであった。
それから二時間半ほどが経ち、時刻は二十時四十分。
目の前のカウンターテーブル上は、ご馳走の山で、どの皿も四分の一ほど食べて残していた。
いくら美味しくても、量が多過ぎた。
「もう食べられない」
ぽっこりと出てしまったお腹をさする私を、隣で見ている彰人が笑う。
「保存容器に入れて冷凍してやるから、明日、持って帰ればいい」
「うん、ありがとう。アパートに帰っても、しばらくは彰人の手料理を楽しめるね……」
「嬉しい」と言った声が震える。
ひとり暮らしのアパートの小さなローテーブルで、料理を温め直して食べている自分を想像すると、胸が寂しさに押し潰されてしまいそう。