お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
まさか彰人の口から、好きだという言葉が聞けるとは思わなかった。
どうしよう。嬉しくて、なんと答えていいのかわからないよ……。
驚きと喜びに高鳴る胸が苦しくて、口を開けば涙が溢れそうになる。
すぐに返事ができず、見つめ返すしかできない私に、彰人が顔を曇らせ、握っていた手を離した。
「駄目か……。それなら、はっきり俺を振ってくれ。そうでないと、お前を忘れられなくて困ーー」
断られると勘違いさせたことに慌てる私は、彼の言葉を遮り、「負けてないよ!」と口にした。
その途端に涙が溢れて、頬を伝う。
微かに眉を寄せ、戸惑っているような、なにかを期待しているような顔をする彼に、私は泣きながらも笑顔を作り、言葉を続ける。
「彰人は負けてない。この勝負は引き分けだから。私も好きになっちゃった。なかなか言えなくて……ごめんね」
天井を仰いだ彼が、大きなため息をつく。
「ごめん、じゃない。俺がどれだけ悩んだと思ってるんだ」
「そういうことは、もっと早く言え」と文句を付け足した声は嬉しそうで、涙を拭った私はすかさず言い返す。
「お互い様でしょ。そっちこそ、もっと早く敗北宣言すればいいのに」
どうしよう。嬉しくて、なんと答えていいのかわからないよ……。
驚きと喜びに高鳴る胸が苦しくて、口を開けば涙が溢れそうになる。
すぐに返事ができず、見つめ返すしかできない私に、彰人が顔を曇らせ、握っていた手を離した。
「駄目か……。それなら、はっきり俺を振ってくれ。そうでないと、お前を忘れられなくて困ーー」
断られると勘違いさせたことに慌てる私は、彼の言葉を遮り、「負けてないよ!」と口にした。
その途端に涙が溢れて、頬を伝う。
微かに眉を寄せ、戸惑っているような、なにかを期待しているような顔をする彼に、私は泣きながらも笑顔を作り、言葉を続ける。
「彰人は負けてない。この勝負は引き分けだから。私も好きになっちゃった。なかなか言えなくて……ごめんね」
天井を仰いだ彼が、大きなため息をつく。
「ごめん、じゃない。俺がどれだけ悩んだと思ってるんだ」
「そういうことは、もっと早く言え」と文句を付け足した声は嬉しそうで、涙を拭った私はすかさず言い返す。
「お互い様でしょ。そっちこそ、もっと早く敗北宣言すればいいのに」