お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
クククと悪党のように低く笑う声を聞きながら、『私は気に入られたのかな……?』と考えていた。
どうやら専務は素直でおとなしく言うことを聞く女より、私のように気が強くて楯突く女の方が好みらしい。
もっともそれは恋愛感情ではなく、落としてやるという挑戦的な男心で、女の側からすれば、冗談じゃないと非難したくなるものではあるけれど……。
「どうだ、ドキドキしているか?」と楽しそうな声色で問われ、「いいえ、これっぽっちも」と努めて冷静に答えた。
本当は、これ以上ないほどに鼓動は速度を上げ、顔は熱く火照っている。
元彼と別れたのは三年前のこと。男性に抱きしめられるのは随分と久しぶりで、新鮮な驚きと恥ずかしさを感じていた。
私の力では解けそうにない逞しい腕に、耳を掠める温かい吐息と、男性用の香水の香り。
それらに少なからず動揺しているが、悟られまいと平静を装う。
高旗専務じゃなくたって、見目好い男性に突然抱きしめられたら、誰だってドキドキするよ……と、自分の心にも言い訳をしていた。
どうやら専務は素直でおとなしく言うことを聞く女より、私のように気が強くて楯突く女の方が好みらしい。
もっともそれは恋愛感情ではなく、落としてやるという挑戦的な男心で、女の側からすれば、冗談じゃないと非難したくなるものではあるけれど……。
「どうだ、ドキドキしているか?」と楽しそうな声色で問われ、「いいえ、これっぽっちも」と努めて冷静に答えた。
本当は、これ以上ないほどに鼓動は速度を上げ、顔は熱く火照っている。
元彼と別れたのは三年前のこと。男性に抱きしめられるのは随分と久しぶりで、新鮮な驚きと恥ずかしさを感じていた。
私の力では解けそうにない逞しい腕に、耳を掠める温かい吐息と、男性用の香水の香り。
それらに少なからず動揺しているが、悟られまいと平静を装う。
高旗専務じゃなくたって、見目好い男性に突然抱きしめられたら、誰だってドキドキするよ……と、自分の心にも言い訳をしていた。