無敵の剣
2人を追い出して

雪の荷物をあさる



確か、ここに…



家茂様からの薬

先生が、持ってきていた薬



私は、それを口に入れる



知りたくなかった





誰も私と壱を見分けられないなんて

壱が楽しく過ごしているなんて





こんなにも





私が、必要とされない命だったなんて





「やはり!!!壱さん!!吐きなさい!!」


「壱!!馬鹿野郎!!」





どうして?




なぜ、私を助けようとする?




なぜ、雪を生かしてくれなかった?







「ごめん… 壱! ごめん…
頼むから、死ぬな!!!壱!!」






私じゃない

雪を助けて欲しかった





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