無敵の剣
今が昼でも構わない

私には、真っ暗、夜も同然


寝間着に着替え


厠へ行き



廊下でふらつく


つかまった柱が冷たくて、気持ちいい




そのまま

ウトウトして、廊下に横たわる



気持ちいい









「おい!斎藤!!あかん!
めっちゃ熱あるやん!!」


「…山崎さん? 土方さんに聞いたの?」


「いや、副長はネコの後をつけろって
斎藤が体調悪そうやって言うから」


「にゃあーん」





ネコ…

新選組に戻すんじゃなかった…




ごそごそとあさり寝間着を出してくれたようで


「汗すごいし、着替えや
俺、隣の部屋に行っとくさかい」


「気を使うな
私は、見えないから
見られてもわからない」


「アホ 水汲んでくるから
着替えたら、布団やで!ええな?」




急に女扱いされるのも寂しいものだ






山崎さんが、濡れた手拭いを額にのせた



「あと、するんで
帰っていいですよ」


「ホンマにアホやな」


「アホ、アホって…」


「アホやんか! 最初から女やて言っとけば
こんな事にならへんやってんで?」


「そうだな 
最初から…関わるべきじゃなかった」


「ちゃうって!
俺ら、副長を支えるんが仕事やろ!
女でも何でも!斎藤やないとあかんのや!
顔が似てるだけで、副長は最初から
見向きもせんと、口もきかへん
斎藤!俺らで副長を支えんと…
副長… 斎藤に嫌われたんやと落ち込んでたんやで?急に入れ替わったりすんなや!」






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