無敵の剣
偵察が無事に終わったが
沖田さんは、体調を崩した
幹部のみで宿に集まった時


「総司、江戸に戻りなさい」



近藤さんが言った




「斎藤、お前もだ」



土方さんが私をギロギロと睨む



「お前には、心底、失望したよ」



絹に何を吹き込まれているのか

身を乗り出し、抗議しようとする
沖田さんを止めた


しかし



「てめぇの事を棚にあげんなよ」

「永倉さん!?」

「新八の言う通りだ!
斎藤に我慢させて、何が失望だ!!」


「2人とも!!!私は、沖田さんと江戸に戻りますけど、揉め事はやめて下さいよ!」




私は、沖田さんと来た道を引き返す



「ははっ 沖田さんが一緒で良かった!」

「ごめんね 私が…」

「沖田さん!ありがとうございます!」



本当に、ひとりだったら
どうしていたか…








モヤモヤと心が重い





凄く、泣きたいのに…













なんで、私は




変な顔してまで、笑っているんだろう















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