無敵の剣
土方さんを玄関で見送り

沖田さんのところに戻ると


ゴロゴロと雷の音


「雪、土方さんに傘をあげてきて!」


「そうですね 今なら、追いつきますね」



傘を2つ持ち、土方さんを追い走る



「土方さん!」

呼べば、足を止めるが
振り向くことは、なかった


「傘を… 雨が、ふりそうです」


「なぁ お前… 今、幸せか?」


「ええ」


なんでそんな事を聞くのだろう
私が、本当に沖田さんを好いて夫婦になったと思っているのだろうか



土方さんが、振り返り

私に微笑んだ


そして


目を潤ませて



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