無敵の剣
ポロポロと泣き始めた
山崎さんに気がついた幹部らが
私達のところへ



「はあ!?どうした!?
泣き上戸かよ!?」


「ちゃう!貰い泣きや!」


「私は、泣いてない」


いつもの調子に戻り、言えば


「貰い泣きやって!」


言い張るが


「はいはい!」


永倉さんに軽くあしらわれる



「ふふっ 山崎さん飲みすぎですよ~」



「……」



黙っててねぇー! の、意味を込めて
微笑んでおく 









皆が宴に戻る中

私は、もう一度桜を見上げる







雪にも、見せてやりたかったな…

















見えないんだった









「斎藤~!! 何してんだ!?
こっち来いよ!!」





「はい」














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