イジワル上司にまるごと愛されてます
ツェリンの不安そうな声に対し、来海は力説する。
『この三ヵ月、弊社ではファブリック関係の売上が伸びています。お送りした資料をご覧いただくとおわかりいただけるかと思いますが、個性的なエスニック柄をインテリアのアクセントとして、あえて取り入れるスタイルもあります。みなさんの商品のサンプルを拝見し、市場調査を実施したうえで、売れると確信しています。なにより、私たちはみなさんの力になりたいんです』
電話の向こうに沈黙が落ち、来海は固唾をのんで返事を待った。やがてゆっくりとしたツェリンの声が聞こえてくる。
『……そうですよね。現状に満足できないのなら、やっぱり一歩、踏み出さなくては。グループのみんなを説得します。次はいい内容のメールを送ります』
そう言ったツェリンの声は少し明るくなっていた。
『ありがとうございます! ぜひよろしくお願いします』
来海は受話器を持ったまま思わずお辞儀をした。さようならの挨拶を交わして受話器を置くと、真子が目を輝かせて話しかけてくる。
『この三ヵ月、弊社ではファブリック関係の売上が伸びています。お送りした資料をご覧いただくとおわかりいただけるかと思いますが、個性的なエスニック柄をインテリアのアクセントとして、あえて取り入れるスタイルもあります。みなさんの商品のサンプルを拝見し、市場調査を実施したうえで、売れると確信しています。なにより、私たちはみなさんの力になりたいんです』
電話の向こうに沈黙が落ち、来海は固唾をのんで返事を待った。やがてゆっくりとしたツェリンの声が聞こえてくる。
『……そうですよね。現状に満足できないのなら、やっぱり一歩、踏み出さなくては。グループのみんなを説得します。次はいい内容のメールを送ります』
そう言ったツェリンの声は少し明るくなっていた。
『ありがとうございます! ぜひよろしくお願いします』
来海は受話器を持ったまま思わずお辞儀をした。さようならの挨拶を交わして受話器を置くと、真子が目を輝かせて話しかけてくる。