イジワル上司にまるごと愛されてます
「そうかもしれません。でも、開発途上国で伝統工芸品を作る女性グループが受ける影響は、フィーカとの取引が増えてヨーロッパの大企業が受ける影響よりも、はるかに大きいと思います。金銭に換算できなくても、私はフィーカがもたらせるそういう影響を、とても誇りに思っています」
敦子が不満そうな表情になり、なにか言おうと口を開きかけたが、それより早く柊哉が言葉を発する。
「当社の企業理念は“作る人を笑顔に、買う人を幸せに”です。七瀬主任の心意気は当社の理念に叶っていると思いますよ。取引が安定していると忘れがちですが、ぜひもう一度確認していただきたいですね」
来海が柊哉の方を見ると、彼は来海を見て微笑み、ゆっくりとうなずいた。その笑顔に、彼が味方についてくれたのだとわかって、来海は胸が熱くなった。
そのとき、パチパチパチ……と拍手の音が聞こえてきた。音のする方を見ると、水沼部長が手を叩いている。
「その通りだ。数字だけがすべてではないということを、みんなもう一度心に刻む必要があるな」
敦子は部長と目が合い、頬を赤くしてぼそぼそと言う。
敦子が不満そうな表情になり、なにか言おうと口を開きかけたが、それより早く柊哉が言葉を発する。
「当社の企業理念は“作る人を笑顔に、買う人を幸せに”です。七瀬主任の心意気は当社の理念に叶っていると思いますよ。取引が安定していると忘れがちですが、ぜひもう一度確認していただきたいですね」
来海が柊哉の方を見ると、彼は来海を見て微笑み、ゆっくりとうなずいた。その笑顔に、彼が味方についてくれたのだとわかって、来海は胸が熱くなった。
そのとき、パチパチパチ……と拍手の音が聞こえてきた。音のする方を見ると、水沼部長が手を叩いている。
「その通りだ。数字だけがすべてではないということを、みんなもう一度心に刻む必要があるな」
敦子は部長と目が合い、頬を赤くしてぼそぼそと言う。