イジワル上司にまるごと愛されてます
それだけ言って、柊哉は来海のテーブルを離れた。茉那は柊哉の後ろ姿を見送り、瞬きをして来海を見る。
「雪谷くんのあんな怖い顔、初めて見た。来海、いったいなにしたの?」
「なにもしてない……こともない、かぁ」
来海はがっくりと頭を垂れた。
「なにをやったのか、もちろん説明してくれるよね?」
茉那に訊かれて、来海はそっと顔を上げた。親友にじぃっと見つめられ、来海は小さく息を吐く。
「実は昨日ね……尚人と雄一朗と柊哉と会う約束をしてたんだけど……尚人と雄一朗にドタキャンされて、柊哉と二人きりになっちゃったんだ……」
来海は小声で、柊哉と展望台に上ったときのことを話した。抱きしめられて、彼が高所恐怖症なのだと心配したのにからかわれ、これ以上振り回されたくないと彼を残して先に帰ったことを説明した。すると茉那はぱちくりと瞬きをする。
「雪谷くんって……来海のこと、好きなんじゃないの?」
「えっ、まさか!」
「どうして“まさか”なんて言えるの?」
「雪谷くんのあんな怖い顔、初めて見た。来海、いったいなにしたの?」
「なにもしてない……こともない、かぁ」
来海はがっくりと頭を垂れた。
「なにをやったのか、もちろん説明してくれるよね?」
茉那に訊かれて、来海はそっと顔を上げた。親友にじぃっと見つめられ、来海は小さく息を吐く。
「実は昨日ね……尚人と雄一朗と柊哉と会う約束をしてたんだけど……尚人と雄一朗にドタキャンされて、柊哉と二人きりになっちゃったんだ……」
来海は小声で、柊哉と展望台に上ったときのことを話した。抱きしめられて、彼が高所恐怖症なのだと心配したのにからかわれ、これ以上振り回されたくないと彼を残して先に帰ったことを説明した。すると茉那はぱちくりと瞬きをする。
「雪谷くんって……来海のこと、好きなんじゃないの?」
「えっ、まさか!」
「どうして“まさか”なんて言えるの?」