双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

副社長の部屋を覗いた。
しかし誰も居ない……。

もしかして……。

覗いたらいけないと思いながらも
社長のドアを開けた。

うっすらと廊下の明かりで
部屋の中が覗けた。

すると社長と副社長が同じベッドで
寄り添いながら眠っていた。

社長が副社長を包み込むように眠る姿は、
まるで恋人同士のようだった。

私は、ショックを受けた

だって……社長と一緒に眠っているのは、
私ではない。

社長と恋人の仲のいいシーンを間近で
見せつけられたような感覚だった。

ズキッと痛む胸を押さえながら
私は、ドアを閉めた。

そして部屋に戻ると
ベッドの中に潜り込んだ。

社長と副社長は、双子の兄弟。
それは、分かっているつもりなのに
何だか強い敗北感を味わった。

枕を涙で濡らした。

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