双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
「はい。気を付けて帰ります」
病院の近くに変質者……?
怖い……気を付けて帰らなくちゃあ!!
不安に思いながら売店に向かった。
お母さん用に飲み物を買って病室に戻ると
しばらく一緒に過ごした。
気づくと日が暮れて空が暗くなってきた。
「あ、大変。もうこんな時間……」
うっかり面会時間まで過ぎているではないか。
急がないと社長に怒られてしまう。
「あら、もうそんな時間?」
「うん。そろそろ帰らないと。
お母さんまた来るけど、何か必要な物とかある?
明日にでも持ってくるわ」
入院となると必要な物があるだろう。
「必要な物は、入院する時に持ってきたから
大丈夫よ。あ、でも洗濯物を頼んでもいいかしら?」
「分かったわ。任せて」
お母さんの洗濯物を受け取ると病院を後にする。
急がなくちゃあ……。