双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

私は、慌てて夜道を歩いて駅に向かう。

病院から駅までは、歩いて15分程度の距離だ。
変質者が出ると言っていたけど
商店街の近くを通るから大丈夫だろうと思っていた。

病院の近くを歩いていると
誰かにつけられているような気配がした。

うん?

振り返ると誰も居なかった。
気のせいかしら……?

不思議に思いながらまた歩き出した。

するとやっぱり誰かにつけられている。
少し速めに歩くとその速さに
合わせて小走りになる。

間違いなく私をつけている。

まさか変質者!?

私は、段々と怖くなって
さらに小走りになって逃げようとした。

すると今度は、私に向かて

「あ、待てよ!?」

全速力でこちらに向かって走ってきた。

気味の悪い小太りのおじさんだった。
しかもジャージ姿に長髪。

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