双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「あら、そうね。電話、電話」

浮き浮きしながら
電話をする細身のオカマさん。

えっ……?
朔夜って……副社長のことよね?

まさか、副社長が助けを呼んでくれたの!?

「あの……どうして私を助けてくれたんですか?」

私は、疑問を尋ねた。

するとがたいのいいオカマさんが

「フフッ……それは、朔夜ちゃんに頼まれたからよ。
あ、香月朔夜ちゃんのことね。
私達知り合いなの」

「近くであなたが小太りの変質者に襲われそうに
なっているから助けてやれって……。
朔夜ちゃんがそう言った頼み事をするなんて
初めてだから驚いちゃった」

そう言って説明をしてくれた。

ドキッと大きく高鳴った。

副社長が私を助けてくれた!?

信じられない……もし見つけたとしても
見捨てられると思っていたから

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