晴空のようなあなたに恋をした
「俺、藤堂拓哉です!俺も凛って呼びたいです!!」
私が自己紹介を遮りやがった、たっくん。
って…は?
なんでこんなにイキイキしてんだ??
凛ちゃんに会った時の私を見てるようだよ…。
「え?あ、はい??」
凛ちゃん困ってるから!
たっくんという存在自体に困ってるから!!
「じゃ!美沙!!またねぇ〜、凛ちゃんまた会いましょっ」
そう言って強制終了させた私はポカーンとしてる美沙と凛ちゃんに向かって「お邪魔しました〜」と言って中村家を出た。