オオカミ弁護士の餌食になりました

「なるほど、真っ赤だな」

「ちょ」

「君はときどき、言葉のチョイスが独特だね」

 ふっと表情を崩し「しかし、郵便ポストって」と思い出したように笑う。

 私の頬はますます熱を持った。

「……後輩にも言われます」

『先輩ってときどきびっくりするようなことを言いますよね』と、ことあるごとに口にしてくるのは、高校時代の後輩である眞木だ。

 そういえば『彼氏といい雰囲気のときにそういうことを言ったら、引かれちゃいません?』とも言っていた気がする。

「すみません……雰囲気を壊す女で」

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