オオカミ弁護士の餌食になりました
正直、あのときうちに来ていた大学生に、私はいい印象を持っていない。夜通し続く彼らの論争の残骸は、いつも私をげんなりさせた。
飲み散らかし、食い散らかし、皿やコップや菓子の袋やなんかが散らばったダイニングテーブル。死屍累々とソファに横たわる男たち。
夜中に起きてそんな光景ばかり目にしていたら、誰でも気分が悪くなる。
もしかすると、私が男性一般にいい印象を持てないのは、そのときの記憶が色濃くのこっているせいでもあるのかも、と思う。
朝方、彼らが帰った後、私は毎回ひとりで部屋を片付ける羽目になった。