結婚のその先に
良輔が男の子の手を引いている。

栞菜はふたりのもとへ駆け寄りたいのに足元を波にすくわれて近づけない。

待ってと叫ぶと二人は振り返り穏やかに笑う。




やっとふたりの腕をつかむとふたりが消えてしまった。
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