オオカミな大上くん
やっぱり小さい。



女子の中では普通なのかもしれないけど、俺たち大型の男子からしたら小さすぎる。


「大上くん、みんなが呼んでるから早く行くよ」



微笑みながら駆け出していった朝陽。



なんか、あいつが笑うと胸がギュってなる…。



「待てよ!」



この気持ちの正体を俺はまだ知らない。
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