オオカミな大上くん
「じゃあ…」
フワッとしたなにかが膝の上で握りしめていたあたしの手に当たった。
「体育祭の日は、俺から離れるなよ…っ…」
耳をぴこぴこ動かしながら言った大上くん。
このフワフワしてるやつ、大上くんのしっぽだ。
フワッとしたなにかが膝の上で握りしめていたあたしの手に当たった。
「体育祭の日は、俺から離れるなよ…っ…」
耳をぴこぴこ動かしながら言った大上くん。
このフワフワしてるやつ、大上くんのしっぽだ。