ツンデレ黒王子のわんこ姫
「桃山が提示している交渉期限はいつまでですか?」

「明日、返事をすることになっている。その時には芽以も連れてこいと,,,」

今度は健琉がため息をついた。

「わかりました。私も当事者です。その場に同席することを条件に芽以を連れていきましょう」

「本当か?健琉くん。恩に着る」

「その前に,,,」

健琉は先ほど取り出したプレゼン資料について、剣士に説明を始めた。

敵を陥れるためには、先鋒の出方が重要となってくる。

なんとしても剣士には、現実に即した思考と柔軟な対応をしてもらわなければならない。

健琉は、丁寧に、美術館の再建案を剣士に説明を始めた。

< 83 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop