曇り、ときどき雨。君に、いつでも恋。
今日もすべての授業が終わって、
クラスでちょこっと中村先生とのお別れ会みたいなのをして、下校になった。
あたしは時間を潰すために学校の図書館で勉強してから駅前の広場に向かった。
あともう少しで、待ち合わせの時間、待ち合わせの場所。
あたしは少し遠くから、
眺めていた。
まだ今井さんは、見えない。
・・・アシダさんも、いない。
あたしがそわそわしていると、
学校の方面から今井さんが歩いてくるのが見えた。
ひとりだ。
今井さんは駅前の広場まで来て、
きょろきょろ辺りを見回しながら立っていた。
あたしだけを待っているのか、
それともほかの人も待っているのか。
もう、6時だ。
今井さん以外、誰も来ない。
あたしは震える足を一歩ずつ踏み出した。
緊張して、声がでなさそう。
心臓はばくばくして、死にそう。
息の仕方がわからなくなるくらい、
うまく空気を吸えない。
あたしが何歩か歩いたあと、
今井さんがこちらに気づいて寄ってきた。
「来てくれて、ありがと。
来ないかと、思った。」
今井さんは少し安心したように見えた。
はやく用件を、言ってください。