曇り、ときどき雨。君に、いつでも恋。
「そっか~残念。
アイはいるでしょ?」
「う、うん。」
なにアイちゃん恥ずかしがってるの。
見てて面白いんだけど。
「え、アイちゃんいるの?だれだれ?」
もともと大きい目をもっと開けてナナカちゃんが聞いた。
「えっと、同じバスケ部の田代くん。」
恥ずかしがってるアイちゃんかわいすぎるんだけど。
田代くんに見せてあげたいわ。
「あ、全然知らない人だった。」
「へー、あたしも知らないわ。」
と、カナコちゃん。
「あたしは去年、同じクラスだったよ」
と、マナミちゃん。
「え、どんな人どんな人?」
ナナカちゃん、食い付きがいい。
恋ばなが好きなのかな。
「うーんとね、あたしの印象だと、
バスケ部っぼくないかも。
ふんわりした雰囲気がある」
「うん!そうなの、バスケ部っぽくないの!」
アイちゃんがいつもの調子がでてきた。
田代くんについて盛り上がったあと、ついにあたしに話が回ってきた。
「コハルちゃんは、いるの?」
「あたしは、いないよ。」
「あ、!
コハルちゃんてさ、
1年のときの体育祭で中島くんが借り物競争のときに連れてきた、人?」
ナナカちゃん、よく覚えてるな・・・。
今年初めて同じクラスになったのに。
「うん、そう。」
「でも、付き合わなかったんでしょ?」
カナコちゃん。
う。
恐るべし、女子の情報網。
「うん、よく知ってるねぇ。」
「まあね。
でもいいなあ、すごくあたしああいうの憧れちゃう!!」
ナナカちゃんが夢見る乙女みたいに言った。
うーん、あたしはすっごく嫌だったな・・・。
「そ、そうかな。」
「うん、そうだよ!
あのとき、
好きな人の札を選んだの中島くんだけだったしさ~」
カナコちゃんまで・・・。
「でも、自分が好きな人じゃない人にやられるのは
あたしは嫌かも・・・」
マナミちゃんが控えめに言った。
マナミちゃん~~!
あたしもそうです!!
「えーそうかあ。
あたしはもしそういうことされたら、彼氏いなければ多分付き合っちゃう!!嬉しくて!」
ナナカちゃん、強し。
このあとなんとか自分の話を切り抜けられて、
3時間以上に及ぶガールズトークの末、
あたしたちは次の日に向けて寝た。