婚約者の過去
彼はまだ私の過去を知らない。
どれだけ私が貴方に酷いことをしてきたか。
そう心の底で考えていた。

そう思いながらも同棲生活は始まった

とても幸せな日々
愛する人と同じ空間で暮らす歓び
もちろん全て上手くいくわけではない。
でも2人で力を合わせて生きていく。

本当に幸せな時間。

私はふとこんな時間がずっと続いて欲しいと思う。
しかし思えば思うほど過去の記憶がフラッシュバックする。

幸せだからこそ辛い。
罪悪感、嫌悪感に悩まされて眠れない夜もあった。

そんな時決まって彼は私の頭を撫でてくれる。手を繋いでくれる。私に安心をくれる。


そんな生活が長らく続き彼から連絡が入った


「今夜話したい事がある」

メールの内容はこれだけ。
私はなぜかわからないが怖くて返事をする事が出来ないまま夜を迎えてしまった。
< 9 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop