Parlez moi d'amour
「あ、あの」

「シカトしてんなよ。ばーか」

予想外に笑みを含んだ優しい彼の声が耳に届く。

「ごめんなさい」

「やっぱり不安になってるだろ」

「そんなことは……」

「あるよな?」

「は、はい」

包み込むような声。

なんだか元くんのほうが大人みたい。

恥ずかしい。

呆れられてしまうかもしれない。

でも、いつものように大人ぶって気持ちを誤魔化すことはできない。

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