キンダーガーテン 二   ~優しい居場所に~
「それから……怒られるのを覚悟で言います。
唯さんを………お嬢さんを………
私のところに………来させて下さい。」

「あの………でも……
結婚は…まだ待つと…。」

不安そうなお母さんに顔を向け。

「はい。本当は、結婚してから一緒に生活するのが普通です。
私もそのつもりで、プロポーズしましたし……
出来れば今も……そうしたいと思っています。
ですが…結婚はまだ無理みたいなので…」

「それって……同棲したいって……こと??」

少し険のある言い方になったお母さん。

それに声を被せるように

「同棲はダメだ!!」と怒るお父さん。

唯もさすがにびっくりして……

先生の顔を覗き込んだ。

チラッと唯の方を見た先生は、大丈夫って

目で語ってくれて

「いえっ!同棲はしません。
私の家で毎日生活するのではなく……
不安になったり、一人で怖いと思った時に…
来てもらいたいのです。」

「それって…時々お泊まりに来て欲しいってこと??
私達の許可を取って?」

先生の話しに…訝しそうな二人。

普通、彼氏の家にお泊まりに行くのに

親の許可なんてもらいに来ないし

親だって、聞いたかぎりには……

許可なんてしないよね?

先生………何を考えてるのかなぁ~

それよりも!

先生の家にお泊まりデートするなんて……

いつ決まったの??

もしかして……鍵を貰ったから??

キスだって…待ってくれるって…言ったのに……

あまりの事に目を白黒させたら                  
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