初恋は恋色
~運命の席替え~

「「ガラ」」

「おい!HR、はじまるぞー!!!」

今、教室に入ってきたのは私たちの担任の矢沢徹。

よくいる、バリバリの熱血教師。23歳で若いから、相談ののってくれるし、

いい奴です!!!

「えぇ~、このクラスになってもう2ヶ月です。もうすぐ、体育祭が
   やってきまーす!!!!」

その瞬間、クラスが一気に騒がしくなった。

わたしも、同じように騒いだ。大輔も騒いでた。

「落ち着けって!!!体育祭の前に、席替えしまーす!!!」

今度は、もっと騒がしくなった。

「みんな、まだ出席番号順だから、そろそろいやだろ?
 そして、みんなの運を試すため、くじ引きにしまーす!!!
 まずは、男子から!出席番号順に並べ!!!」

私は、ふと思いついた。

    「「運がよければ、大輔の隣になれるかも・・・」」

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「よし、内田の番!!!引け!運試しだ!!!」

先生、テンション高い・・・。

大輔の隣が、いい。絶対に、大輔の隣!!!!

「えっと・・・、15番。窓側の一番後ろじゃん!!!」

大輔は、どこなのかな・・・。

すごく、気になるけど後ででいいや。

「よし、全員引き終わったから、移動しろ!」

私は、番号の席へ移動した。

移動し終わって、席について待っていたとき

      「「おぉ、沙希が隣???」」

聞いたことある声・・・まさか!!!

「えっ・・・、大輔!!!!」

私の運は、見事に当たった。

そう、隣の席は大輔だった。

『よろしくな、沙希(ニコッ』

「うん!!!こちらこそ
      よろしくね!大輔!」


   大輔の笑顔は、やっぱり


           すごく、すてきだった。

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