君の隣で眠りたいーー
「美心、ここは俺らのたまり場だ。


美心は、いつでもここに居ていいからな。



ここを、美心の"居場所"にしたらいい」



"居場所"ーーーー?




本当にいいの…………?




私に居場所をくれるの?




ずっと、一人ぼっちだった私に居場所を授けてくれたのは……



雷龍と言う名の族でした。



「ありがとう」



私は思わず笑みが漏れる。



「………………あ~タバコ吸いてー」


「………………俺ちょっと電話してくる」


「……………美心、話そう」


「……………俺も、美心と話したいな」



上から雷、廉、青、真也。



「「「えっ!!!!!」」」



真也が美心と話したいなんて、天地がひっくり返った勢いだ。


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