君の隣で眠りたいーー
「なんだよ、お前ら。

俺が美心と話したいから話すんだよ。

タバコ吸いに行けよ。

電話して来いよ」


つか、よく喋るなコイツ。

今まで静かな奴だったイメージは、今綺麗さっぱり消し去ったし。


「美心、おいでっ」


真也が、穏やかに笑ってる。


俺達に見せたことのない笑顔を向けてる。


俺は嬉しいんだ。


みんなが見せたことのない、一つ一つの顔が見れて、嬉しいんだ。


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