極甘同棲~エリート同期の独占欲を煽ってしまいました
* * *
午後6時過ぎ、あわてて駆け込んだのは、会社からちょっと離れたシアトルスタイルのカフェだ。
見回すとすぐにフロアの中ほどに座っている男性に吸い寄せられるように目が合って、彼がかるく手をあげる。
ぱたぱたと駆け寄る。
「ごめん彬良くん、遅れちゃって。出ようと思ったら美奈さんが、あ、VMDの早坂美奈さんから電話がかかってきて、明日の予定変更したいんだけど、先方さんに連絡がつかないってことで、それでね・・」
「いいから、注文してきなよ」
さくっと返される。
「あ、うん」
ロイヤルミルクティーを乗せたトレイを手にテーブルに戻って、あらためて向かいに腰かける。
彼はブラックコーヒーのカップを手にしている。
「ごめんね呼び出しておいて遅れて」
「五分かそこらだよ」
ちらっと腕時計に目をやる。
「うん・・」
「んで、今日はなんのお願い?」
彼の言葉に、口に含んだロイヤルミルクティーにむせそうになる。
「な、なんでお願いがあるって分かったの!?」
午後6時過ぎ、あわてて駆け込んだのは、会社からちょっと離れたシアトルスタイルのカフェだ。
見回すとすぐにフロアの中ほどに座っている男性に吸い寄せられるように目が合って、彼がかるく手をあげる。
ぱたぱたと駆け寄る。
「ごめん彬良くん、遅れちゃって。出ようと思ったら美奈さんが、あ、VMDの早坂美奈さんから電話がかかってきて、明日の予定変更したいんだけど、先方さんに連絡がつかないってことで、それでね・・」
「いいから、注文してきなよ」
さくっと返される。
「あ、うん」
ロイヤルミルクティーを乗せたトレイを手にテーブルに戻って、あらためて向かいに腰かける。
彼はブラックコーヒーのカップを手にしている。
「ごめんね呼び出しておいて遅れて」
「五分かそこらだよ」
ちらっと腕時計に目をやる。
「うん・・」
「んで、今日はなんのお願い?」
彼の言葉に、口に含んだロイヤルミルクティーにむせそうになる。
「な、なんでお願いがあるって分かったの!?」