不器用なキミ～向日葵の恋～
休みの日、カレンダーを捲りながら季節を感じていた。

もう８月か……時間が経つのは早いな……。

そんな事を思いながら、カレンダーを見てるとそう言えばもうすぐ姉ちゃんの誕生日だ。

何か贈らないと絶対に文句言われる。

そう言えば彼女が言ってた下北のお店……彼女へのプレゼントがどうのこうの言ってたような……。

彼女じゃないけど姉ちゃんも女だし何かあるかも、そう思って教えて貰った店の名前で検索すると、すぐに出て来て、女子が好きそうな感じのお店だった。

それからすぐに場所を確かめてから家を出た。

お店近くのパーキングに車を停め店の近くまで来ると、なんか急にドキドキしてきたから、少し立ち止まって深呼吸してから店に入ったんだ。

「いらっしゃいませ」

「こんにちは」

お店にいる女性は彼女ではなかった。

ホッとしたような、そうじゃないような、何とも言えない気分だ。

お店を見ながら思う。

HPで感じたように女性が好きそうな雑貨ばかりだ。

ゆっくりと姉ちゃんが好きそうで気に入りそうな物を選ぶ事にした。
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