その恋に落ちるのは、彼の罠に掛かるということ
「課長、私に対してガッカリしました?」
「え、何で? どういうこと?」
「ノリ悪いなぁというか……」
せっかく〝接しやすい〟と思ってもらっていたのに、全然見当違いだったなって思われているかもしれない。
だけど、私の質問に対して彼は……
「いや、そんなこと思う訳ないけど」
「けど……?」
「女性らしいなって思って、可愛いと感じた」
ドキン、と不覚にも心臓が跳ねるのを感じた。
わかってる、深い意味なんてないって。
課長は軽い人だ。発言の一つ一つに意味を求めたって仕方ないだろう。
だから……暴れないで、心臓。少なくとも、動揺していることを彼に悟られないようにしないと。
「さて、寝るか」
軽く欠伸をしながら課長が言う。時間的にはそこまで遅くはないけれど、今日は一日中忙しかったし、週末なのもあって私も疲れて眠い。
「そうですね」
そう答え、ベッドに入り込んだ直後に、またしても不安になる。
私、本当にガッカリされてないよね? 同性のように思われていないと、課長にとっての私は価値がないんじゃないか、なんて考えてしまう。
女性扱いされない現実に胸を痛めたはずなのに、今は、女性扱いをされたくないって思う。何で? 課長が、私から離れていくのが嫌だから……?
この気持ち、何?
不安になった私は……
「か、課長」
布団に入った彼に、ベッドの中でから声を掛ける。
彼は「何?」と顔だけ振り向かせる。
「あの……」
女性扱いされたくない私は……
「同じ布団で、寝ますか?」
「え、何で? どういうこと?」
「ノリ悪いなぁというか……」
せっかく〝接しやすい〟と思ってもらっていたのに、全然見当違いだったなって思われているかもしれない。
だけど、私の質問に対して彼は……
「いや、そんなこと思う訳ないけど」
「けど……?」
「女性らしいなって思って、可愛いと感じた」
ドキン、と不覚にも心臓が跳ねるのを感じた。
わかってる、深い意味なんてないって。
課長は軽い人だ。発言の一つ一つに意味を求めたって仕方ないだろう。
だから……暴れないで、心臓。少なくとも、動揺していることを彼に悟られないようにしないと。
「さて、寝るか」
軽く欠伸をしながら課長が言う。時間的にはそこまで遅くはないけれど、今日は一日中忙しかったし、週末なのもあって私も疲れて眠い。
「そうですね」
そう答え、ベッドに入り込んだ直後に、またしても不安になる。
私、本当にガッカリされてないよね? 同性のように思われていないと、課長にとっての私は価値がないんじゃないか、なんて考えてしまう。
女性扱いされない現実に胸を痛めたはずなのに、今は、女性扱いをされたくないって思う。何で? 課長が、私から離れていくのが嫌だから……?
この気持ち、何?
不安になった私は……
「か、課長」
布団に入った彼に、ベッドの中でから声を掛ける。
彼は「何?」と顔だけ振り向かせる。
「あの……」
女性扱いされたくない私は……
「同じ布団で、寝ますか?」