しふぉん・けーき

不信感【なつきside】

「なっちゃんの、バカーーーーーー!!」

真君の怒号が店いっぱいに響いた。

「どうして、ここで、おとなしく待ってくれなかったの!?」

「だ、だって・・・」

目の前には、仁王立ちの真君に縮こまる私・・・

「“だって”・・・何?」

「だ、だって・・・真君が心配だったもん!!」

「?」

「だって、朱莉さんに『戦闘態勢』とか言ってるし、何か殴り合いになるのかな?って思って・・・というか、怪我でもしないか心配だったもん・・・」

「だ、だからって・・・」

とため息をつかれた私。

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