拾い恋(もの)は、偶然か?



彼女たちの目には、私がどう映るのだろう?



こんなかっこいい彼氏がいるから恵まれている?羨ましい?妬ましい?それこそ完全に、いちゃもんのレベルだ。


恋は、そんなものじゃないと思う。確かに世の中、相手のスペックで恋をするかを図る人が存在するのは確かだ。


特に目の前にいるこの司馬翔吾が相手なら、初めは気持ちがないとしても本気になってしまう確率は高すぎるほど高いだろう。


そんな彼が自分の彼氏だったら、なんて。司馬翔吾を知る人なら一度は考えてしまってもおかしくはない。



その彼が、私の名前を呼んで、笑ってる。こうして2人で過ごす朝を機嫌よく迎えてくれている。


幸せ。ああ、幸せよ。だけどね、悪意ある他人はなぜか、それを許してはくれない。



「部長、現在自分がモテている自覚はありますか?」

「ある。」

「即答ですか。」



この自信がどこから来るんだ?とは思わないけど、もうちょっと謙遜ってものを覚えてほしい。


「それなら分かりますよね、私がもし、ミスで『翔吾。』なんて呼んでしまった時、どう波乱が起こるのかを。」

「……。」


ここは、徹底しておくべきだ。


私たちがこれから平和に付き合っていくためには、自ら敵を作らないということは必要不可欠。




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