遅すぎた初恋
「お義兄さん遅かったですね。今日は来られないのかと思ってました。良かったです!会えたぁ。」
と人懐こく寄って来る。
その様子に、私が気恥ずかしくなって、目を逸らしながら、
「ああ、忙しかったからね。それよりもなんだ、だんだん瓢箪見たいになって来るんだな。ちょっと立派になったか。動くらしいじゃないか?いや、なんかカンガルーにも見えて来るね。」
と言ってやると、フグみたいに膨れて、
「お義兄さんは、人が気にしている事を次から次へと、だから女の人にモテないんですよ!だから反…ふがっふんん。」
手で口を塞いでやった。全くコイツは!
この頃、この親娘は似てきて困る。
それにしても今日は人が多い。
去年は例外で結婚披露も兼ねてだったから、親族のみだったが、今年は例年になく人が多い気がする。
そう考えながら、星羅を見ると涙目になりながらフガフガやっているから、もういいだろうと「余計な事は言わないように。」と彼女の耳に顔を近づけて言ってやると、首をコクッコクッとしたので、私の中では最上級の笑顔を彼女に見せて手をどけてやった。
「うーうー」と俯きながら若干悔しそうに、でも、何故か耳やらをほんのり赤く染めて、「一体お義兄さんはなんなんだ。何者なんだ。卑怯だ!鬼畜だ!」
と人懐こく寄って来る。
その様子に、私が気恥ずかしくなって、目を逸らしながら、
「ああ、忙しかったからね。それよりもなんだ、だんだん瓢箪見たいになって来るんだな。ちょっと立派になったか。動くらしいじゃないか?いや、なんかカンガルーにも見えて来るね。」
と言ってやると、フグみたいに膨れて、
「お義兄さんは、人が気にしている事を次から次へと、だから女の人にモテないんですよ!だから反…ふがっふんん。」
手で口を塞いでやった。全くコイツは!
この頃、この親娘は似てきて困る。
それにしても今日は人が多い。
去年は例外で結婚披露も兼ねてだったから、親族のみだったが、今年は例年になく人が多い気がする。
そう考えながら、星羅を見ると涙目になりながらフガフガやっているから、もういいだろうと「余計な事は言わないように。」と彼女の耳に顔を近づけて言ってやると、首をコクッコクッとしたので、私の中では最上級の笑顔を彼女に見せて手をどけてやった。
「うーうー」と俯きながら若干悔しそうに、でも、何故か耳やらをほんのり赤く染めて、「一体お義兄さんはなんなんだ。何者なんだ。卑怯だ!鬼畜だ!」