副社長は今日も庇護欲全開です
「失礼します」
副社長に挨拶をし部屋を出ると、今度は住川さんと顔を合わせる。
「失礼します」
彼にも挨拶をし会釈をすると、穏やかな笑みを向けられた。
「お疲れ様でした」
丁寧に挨拶を返してくれた住川さんにもう一度会釈をして、副社長室をあとにする。
住川さんも、知的な雰囲気で近寄り難いイメージだったけれど、意外と穏やかな表情を見せてくれたな……。
最初に感じていた緊張はすっかりなくなって、今は充実感すら覚える。
心の軽さを感じながらオフィスに戻ると、真美香が待ちかねていたように声をかけてきた。
「ねえ、陽菜。どうだった? 副社長とは、お近づきになれたの?」
予想できていた質問とはいえ、思わず苦笑してしまう。わざわざ私のデスクにまで来た彼女に、呆れながらも答えた。
「イメージよりは、話しやすい方だったよ。もちろん、仕事の話しかしてないから」
そう言うと、真美香は目を輝かせるように表情を明るくする。
「素敵ね。私も、副社長と話ができるチャンスないなかなあ」
「あったらいいね」
私は別に、副社長と話がしたくてコンペに応募したわけじゃないけどね……と、デスクに戻る真美香の後ろ姿を見ながら心のなかで呟いた。
副社長に挨拶をし部屋を出ると、今度は住川さんと顔を合わせる。
「失礼します」
彼にも挨拶をし会釈をすると、穏やかな笑みを向けられた。
「お疲れ様でした」
丁寧に挨拶を返してくれた住川さんにもう一度会釈をして、副社長室をあとにする。
住川さんも、知的な雰囲気で近寄り難いイメージだったけれど、意外と穏やかな表情を見せてくれたな……。
最初に感じていた緊張はすっかりなくなって、今は充実感すら覚える。
心の軽さを感じながらオフィスに戻ると、真美香が待ちかねていたように声をかけてきた。
「ねえ、陽菜。どうだった? 副社長とは、お近づきになれたの?」
予想できていた質問とはいえ、思わず苦笑してしまう。わざわざ私のデスクにまで来た彼女に、呆れながらも答えた。
「イメージよりは、話しやすい方だったよ。もちろん、仕事の話しかしてないから」
そう言うと、真美香は目を輝かせるように表情を明るくする。
「素敵ね。私も、副社長と話ができるチャンスないなかなあ」
「あったらいいね」
私は別に、副社長と話がしたくてコンペに応募したわけじゃないけどね……と、デスクに戻る真美香の後ろ姿を見ながら心のなかで呟いた。